頭痛の種類と対処法をまとめてみた!

頭痛が起きた時、皆様はどう対処をしていますか?

市販薬を飲む?湯船に浸かる?頭を冷やす?様々な対処法があるかと思います。私も頭痛持ちで、薬が手放せなかったり寝込んだりしていました。

頭痛には様々な原因があり、なんと300種類もあります。

種類は大きく2つに分けることができ、一次性頭痛と二次性頭痛と言われています。

一次性頭痛は主に「緊張型頭痛」「片頭痛(偏頭痛)」「群発頭痛」の3種類です。

二次性頭痛は、くも膜下出血、脳腫瘍など主に脳に異常が起きて起きる疾患が原因で起きる頭痛のことを言います。

一次性頭痛は慢性頭痛とも呼ばれていて、こわくない頭痛といわれています。一方二次性頭痛は命の危険もあることから、こわい頭痛ともいわれているようです。

今回は一次性頭痛の種類や対処法を詳しく説明していきます!

目次

頭痛の種類

緊張型頭痛

緊張型頭痛は、にぶい痛みが特徴ですが、我慢できないほどではないのが普通です。数時間~数日の頭痛が反復性におこる場合と、持続的に毎日のように続く場合があります。首や肩のこりを伴うこともあります。嘔吐を伴うことはありません。

コンピューターの前に長時間座っているような人に多く、効果的に休憩をとるなど、ライフスタイルの改善でよくなることもあります。

https://zutsu-online.jp/headache/tension.shtml

緊張型頭痛は頭痛の中でもっとも多いタイプです。

10~50歳代の女性に多く発症し「ストレス頭痛」ともいわれています。

通常、両側性から頭全体に痛みが生じ、肩こりなどの緊張に伴い締めつけ感のある頭痛です。目の疲れやめまい、耳鳴り、吐き気などを伴う場合もありますが、嘔吐することはありません。

重苦しい痛みが特徴で、運転をよくする方やパソコンを長時間使用する方に多くみられます。

https://cliniciwata.com/2024/02/05/3706/

緊張型頭痛と片頭痛が併発した場合

緊張型頭痛は、片頭痛ほどの痛みはないものの、頭が締め付けられているような頭の重い状態が起こります。

片頭痛がストレスから解放されてホッとしたときに起こりやすいのに対して、緊張型頭痛はストレスにより頭や首を囲む筋肉が過剰に緊張して起こる傾向があるようです。多くは肩や首筋のこりや眼精疲労を伴います。一般に、片頭痛だけの患者さんは頭痛の無いときには頭がすっきりしているのですが、緊張型頭痛を併発すると、いつも頭が重い状態が続く場合があります。

https://zutsu-online.jp/headache/tension.shtml

このように、身体的や精神的なストレスから生じる頭痛が多いようです。

痛みはそれほど強くはないようですね。

ずっとダラダラと続くのが特徴なようです。

片頭痛(偏頭痛)

片頭痛は、頭の片側または両側がズキンズキンと脈打つような強い発作を繰り返します。普段どおりに家事や仕事ができなかったり、寝込んでしまう、じっとしていたいと感じるほどで、歩いたり階段を上がるなど身体を動かすことで悪化します。吐き気や嘔吐を伴うことが多く、普段はなんでもないような光や音に対して過敏になるといった随伴症状がみられることもあります。
しかし、痛みがおさまると健康な人と全く同じように生活や行動ができますし、片頭痛自体が命にかかわることはありません。

ストレスのある状態が続いたあと、一段落してホッとしたとき(休日など)にも頭痛が起こります。頭痛は数時間程度のこともあれば、3日間くらい続くこともあります。

https://zutsu-online.jp/headache/migraine.shtml

片頭痛はいろいろな刺激によって脳が興奮して起こる頭痛です。
原因としては睡眠のリズムの乱れや音、光、臭いの刺激、ストレス、ホルモンのバランスの乱れなどです。
コンサートや映画に行くと頭痛がする、香水やペンキの臭いで頭痛がする、天気の良い日に人混みに行くと頭痛がするなどは片頭痛の可能性があります。

https://www.raimura-clinic.com/question/index.html

月経関連片頭痛の可能性があり、生理痛ではありません。女性ホルモンの中のエストロゲンが月経周期にともない変化する時に起こる頭痛です。
この頭痛は一般の片頭痛よりも長く続き、鎮痛薬も効きにくいことから適切な治療が必要です。

https://www.raimura-clinic.com/question/index.html

女性の方で生理の時に頭が痛くなる方も多いかと思います。片頭痛でも月経に関連した頭痛もあるようなので、悩んでいる方は我慢をせずに病院にかかると良いですね!

もともと片頭痛のある人が月の半分以上に頭痛が増え、それが3ヶ月以上続く場合、緊張型頭痛など他の頭痛が混在した「慢性片頭痛」になることがあります。これまで月に数回だった片頭痛の激しい頭痛の間に、すっきりしない頭が重いような頭痛・締め付けられるような頭痛が起こり、毎日何かしらの頭痛が起こっている状態になることがあります。この頭痛を「慢性連日性頭痛」と呼ばれることもあります

https://zutsu-online.jp/headache/migraine.shtml

私も片頭痛と診断されています。外出や飲酒、香水の匂い、人混みで頭が痛くなったり、かと思えば何もしてないのに頭が痛くなったり・・・一体どうしたら良いんだ!!って思いますよね。

そういう方はぜひ早めに病院に行くようにしてくださいね!

群発頭痛

群発頭痛も片頭痛と同様に発作的に起こる頭痛です。年に数回から数年に1回くらいの頻度で起こりますが、一度発症すると1~2ヶ月にわたって、ほとんど毎日、ほぼ同じ時間帯に激しい頭痛におそわれます。じっとしていられず、転げまわる人もいるほどです。片側の目の奥が強烈に痛むのが特徴で、同じ側の目や鼻に涙・鼻水・鼻づまりなどの症状が現れます。発作が起こっている期間にアルコールを飲むと、必ずといっていいほど頭痛発作が起こります。

https://zutsu-online.jp/headache/cluster.shtml

脳にある視床下部の機能異常が関係しているとされています。 また、目の奥にある海綿静脈洞(静脈が集まる部分)内の内頚動脈が何らかの原因で拡張することで痛みが出るとも考えられています。 頭痛を誘発する要因としては、飲酒、不規則な睡眠、気圧の変化などがあると言われています。

https://www.bufferin.net/navi/head/type03.htm#:~:text=02

20〜40代の働き盛りの男性に多いらしいです。

痛みが出ている時はじっとしていられないくらいの痛みだそうで、壁に頭を打ちつける人もいるそうです。相応痛そうですね。

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)

頭痛になりやすい方が長期間にわたり頭痛薬を月10日以上服用している場合は、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)を起こしている可能性があります。頭痛薬を飲んでいるのに効かない、頭痛が増悪して慢性連日性化した状態であれば、薬物乱用頭痛の可能性を考える必要があります。

薬物乱用頭痛は、処方薬でも市販薬でも起こる可能性があります。
下記のような症状がある方は、薬物乱用頭痛の可能性がありますので、かかりつけの先生や頭痛専門の先生に相談してください。

チェック
  • 以前から時々頭痛がある(片頭痛や緊張型頭痛と診断されたことがある)
  • 月に15日以上頭痛がある
  • 3ヶ月以上前から頭痛薬(頭痛が起こった時の薬)を服用していて、月に10日以上薬を服用している
  • 今まで効いていた頭痛薬が効かなくなったように感じる

私は今まで3件の頭痛外来に行きましたが、毎回市販薬の飲み過ぎによる薬物乱用頭痛と言われ、治療は痛み止めの断薬から始まりました。

この断薬がとっても辛かったのを今でも覚えています。

このチェックに当てはまる方は、通院も視野に入れても良いかもしれません。

頭痛の対処法

では、頭痛が起きた時、どう対処したら良いかも説明していきます!

緊張型頭痛

起こるきっかけは、長時間の同じ姿勢や、目の疲れ、ストレス、冷房による冷え過ぎなどです。

筋肉の血行が悪くなることで起こる緊張型頭痛は、「温める」ことや「体を動かす」ことが痛みの緩和に有効です。

お風呂に浸かって体を温めたり、ストレッチで首や肩を動かしたりしてみましょう。肩や首に蒸しタオルなどを当てて温めるのもおすすめです。

https://brand.taisho.co.jp/contents/naron/301/#:~:text=
緊張型頭痛に効くツボ

百会(ひゃくえ)

頭頂部。両耳と鼻の延長線が交わるところ。
体の中心に向かって垂直に押します。

頭痛、肩こり、眼精疲労、自律神経を整えるなど


風池(ふうち)

耳の後ろの骨と、後頭部のくぼみの中間

頭痛、肩や首のこり、鼻づまり、のぼせなど

天柱(てんちゅう)

首の骨の両側にある太い筋肉の外側のくぼみ

頭痛、眼精疲労、顔のむくみなど

完骨(かんこつ)

耳の後ろにある骨の膨らみ(乳様突起)の下の後ろ側にあるツボ

頭痛、首のこり、顔のむくみ、めまいなど

肩井(けんせい)

首と肩先の真ん中にあって、肩の筋肉の中心にあるツボ

頭痛、肩こりなど

太陽(たいよう)

目と眉、それぞれの端の中間点から指2本分外側にあるくぼみ

頭痛、眼精疲労など

頷厭(がんえん)

髪の生え際に指をあて、口を開け閉めしたときに動きを感じられるところ

頭痛、眼精疲労、耳鳴りなど

印堂(いんどう)

眉間の真ん中にあるツボ

頭痛、鼻炎や眼精疲労、不眠など

https://www.ssp.co.jp/eve/headache/selfcare/tsubo.html

片頭痛(偏頭痛)

起こるきっかけは、ストレスや肩こり、高温多湿による脱水、気温や気圧の変化、空腹、女性ホルモンの変化、光、騒音、アルコールなど様々です。

血管が拡張して痛みが起こる片頭痛の場合は、「冷やす」ことで痛みが軽減されることが多いです。痛みを感じたら、こめかみの脈打つ部分を冷却シートや氷枕などで冷やしてみてください。

片頭痛は、体を動かすと痛みが助長されます。光や音などの刺激も避け、安静にして過ごしましょう。

ちなみに、痛み始めには血管を収縮させる作用のある、カフェインを含んだコーヒーなどを摂ると、痛みが緩和されることがありますよ。

https://brand.taisho.co.jp/contents/naron/301/#:~:text=
片頭痛に効くツボ
手三里(てさんり)

ひじを曲げたときにできる横ジワから
手首に向かって指3本分のところにあるツボ

肩こり、寝違いなど

合谷(ごうこく)

人差し指と親指の骨が合流する部分から、少し人差し指側。「万能のツボ」と言われる

頭痛・生理痛・歯痛・肩こりなど


崑崙(こんろん)

くるぶしの外側とアキレス腱の間にあるくぼみ

頭痛、めまい、吐き気、腰痛、足のむくみなど

足臨泣(あしりんきゅう)

小指と薬指の骨が合流するあたり

頭痛、首や肩のこり、月経不順など

https://www.ssp.co.jp/eve/headache/selfcare/tsubo.html

群発頭痛

発作が出たときには、トリプタン系薬剤の皮下注射薬や点鼻剤を用いて痛みを軽減します。

群発頭痛の痛みは特に激しいため、一般的な鎮痛剤やトリプタン系の内服薬では即効性が期待できず、あまり効果がありません。

毎日頭痛が生じるために通院して注射を打ってもらうことができず、自己注射を指導してもらって対応することが多いです。

また、急性の発作時には高濃度酸素吸入も有効です。医療用酸素を15分ほど吸入すれば症状が和らぐことがあります。(酸素吸入は重度の患者に限り保険適用となっています)

現時点で、発作時に確実に効果が認められているのは、

  • トリプタン契約剤の皮下注射
  • 高濃度酸素吸入

の2つしかありません。

群発頭痛が疑われる場合は、速やかに病院に行って診察を受けましょう!

いかがでしたでしょうか。

梅雨入りして頭痛が増える方も多くなる頃かと思います。

少しでも頭痛で苦しむ方の手助けになりますように。

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