皆様は怖い話はお好きでしょうか。
私は怪談・心霊が大好きで、空いた時間があったらYoutubeで怪談を聞いているくらい大好きです。
今日も私のおすすめの怪談師・城谷歩(しろたにわたる)さんの怪談を紹介していきたいと思います!
第13夜 『みーつけた』あらすじ
城谷さんが怪談師になりたての2012年、北海道ススキノにある怪談バー・スリラーナイトで働いていた頃。
お店に男女合わせて8人の大学生のグループが入ってきた。
そのバーは、飲みながら怪談を聞けるというコンセプトのバーである。
怪談を始める時間になり、暗くなる場内に、やいのやいのと騒いでいた大学生たちが静かになった。
怪談を始める前に客席に走る緊張をほぐし、良い具合に緊張がほぐれ怪談の本編に入ろうとしようとしたその時。
「ギチッ ギチッ」
何か軋むような音がした。
ここは鉄筋コンクリートのビル。
古いビルの5階とはいえ、風があっても木造ではないので、わかるくらいの軋み音はしないのだ。
その音でザワザワと不安になるお客さん達を静めて話を進めることにした。
話を進めるとだんだんとその軋み音は酷くなていった。
ところがお客さんお方はすでにその軋み音には反応していない。
一体その音はどこからきているのか。
目線を配るフリをしながらひょいひょいと辺りを見渡して探してみても何もない。
もう一度お客さんの方を見た。
8人きゅっと集まっているお客さんの上半身と下半身が1人分ずれていることに気がついた。
その瞬間、「ビシッ」鋭い音が聞こえたかと思うと、お客さんの頭上1メートルくらいに一本線が入って見える。
ハッと思っていると、その一本線を境に空間が裂けた。
8人の幅よりも広い幅で、斜めに裂けた間から灰色とも紫とも取れないマーブル状の空のようなものがある。
そしてゆらゆらと煙のような雲のようなものがゆらめいていた。
やがて裂け目の下の奥の方から丸い何かが競り上がってきた。
例えると、壁の向こう側から大きな塊が這い上がってくるような印象だ。
なんだろうと見ていたら、それは両手を広げてもまだ大きい頭だった。
肌の色は灰色で、皮膚感はあるが明らかに人間の肌色ではなかった。
頭髪がなく大きな目と鼻と少し先の尖った耳がついている。
その目玉がキョロキョロと何かを探しているのに気付いた。
こっちを見るなと念じていると、「キチっ」と言う音と共にふっと消えた。
この頭はいったい・・・。

簡単にあらすじをご紹介しました!
まだまだ続きかありますので、ぜひ下のYouTubeのリンクから動画をご覧ください!

城谷歩さんとは

名前 | 城谷 歩(しろたに わたる) |
誕生日 | 1980年2月16日(44歳)※1月現在 |
血液型 | B型 |
出身地 | 北海道小樽市 |
身長 | 169cm |
体重 | 65kg |
- 1995年、15歳で舞台演劇活動を開始。
- 1998年、清水友陽主宰の清水企画(現・劇団清水企画)に入団。
- 2000年、自身が主宰する劇団深想逢嘘(うたたね)を旗揚げし、脚本・演出・出演。
- 2004年、TEAM-NACSの佐藤重幸(現・戸次重幸)らとともに演劇ユニット「ロックメン」を結成し、7月に旗揚げ公演「アルプス」を行う。
- 2010年、劇団深想逢嘘の「虚苑(コエン)」が、日本演出者協会が主催する若手演出家コンクール(第9回・2009年度)の全国ベスト4に入選。
- 2011年、劇団深想逢嘘の無期限活動休止を発表。
- 2012年1月29日、怪談ライブバー・スリラーナイト札幌すすきの本店にて怪談語り手としてデビューし、同年7月には怪談師として新たに活動を開始する。
- 2014年5月、スリラーナイト六本木店がオープンするのに合わせて上京し、移籍。
- 2018年1月、スリラーナイト六本木店を退店し独立、フリーランスプロの怪談師として活動を開始する。同月にはオーディオブックの通販サイト「でじじ」にて「実説城谷怪談」を配信・CD定期リリーススタートし、6月に自身のYouTubeチャンネル「城谷の世界城谷怪談」を開設、定期配信をスタートさせる。
- 2020年、自身初の全国ツアー「全国行脚 邂逅」を全国12都市で公演。
- 2021年2月、株式会社サン・オフィスとエージェント契約を結んだことを発表。
- 2022年9月1日、株式会社センテナリアへ正規所属したことを発表。
- 2023年、自身の誕生日である2月16日に新たなYouTubeチャンネル「聞いてすぐ城谷節怪談」を、さらに4月6日には「城谷歩のパタパタちゃんねる」を開設し、動画投稿をスタートさせる。
まとめ

今回は城谷歩さんの怪談、「みーつけた」についてお話しさせていただきました。
いつもながらに情景が浮かぶような細かい描写。
きっと引き込まれること間違い無しです!
実は、最初の方の城谷さんのお話では「題名」と言うものがまだなくて。
このお話は、「みーつけた」とサムネのタイトルにしています。
実は「別世界から覗くモノ、その何かに見つけられてしまった彼の運命は・・・」と言う説明文があります。
最後まで聞くと少しゾクっとするお話です。
城谷さんに興味が出た方、「イベントまではまだ」という方でも、ぜひYoutubeを覗いてみてくださいね!
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