城谷怪談|視聴者体験談『お化け屋敷に入ったはずなのに・・・』のあらすじを紹介!

皆様は怖い話はお好きでしょうか。

私は怪談・心霊が大好きで、空いた時間があったらYoutubeで怪談を聞いているくらい大好きです。

今日は私のおすすめの怪談師・城谷歩(しろたにわたる)さんの怪談を紹介していきたいと思います!

目次

第9夜 『お化け屋敷に入ったはずなのに・・・』あらすじ

中島さんという50代男性のが10歳頃の体験談。

その頃の楽しみと言えば、近所の小さな神社で行われる年2回のお祭り縁日であった。

たくさんの屋台が並び、いつもは静かな神社がとても賑やかになる。

中島さんのお目当ては、メインストリートから外れた薄暗い本殿の裏にできる移動式のお化け屋敷だった。

お化け屋敷と書かれた大きな看板が色褪せてなんとも凄みが増している。

番台の上のおじさんの呼び込みの口上も、濁声でゴニョゴニョ言っている具合も怖さが増していた。

去年は入る寸前で怖くなってしまって入れなかったので、今年はそのリベンジ。

親御さんにお小遣いをもらうと、まだ日は高く蝉がジージー鳴っている中、一目散にお化け屋敷へと向かった。

いつもは行列ができているのに、今日はまだ誰も並んでいない。

番台には去年と同じおじさんが去年とに呼び込みをしていた。

すぐにおじさんのところに行くが、おじさんはこちらに一瞥もくれずに呼び込みを続けている。

「なんでだろう」と思いながらチラチラ見上げていると、視線すらよこさないが黙って手を差し伸べてきた。

「お金を渡せ」ということか!」と思い、おじさんの手のひらにお金を置いた。

その刹那一瞬間おじさんと自分の手が触れた。

思わず中島さんは手をすくめた。

そのおじさんの手はこの熱い日にも関わらず、ビリッとするくらい氷のように冷たかったのだ。

それに加え、そのおじさんの小指がないことに気づいた。

それと同時に、耳の奥でキーンという音がしてきて、頭がグワングワンする。

さまざまな初めての経験で少し混乱したが、お金も払ったし中に踏み込むぞ!と思った時おじさんがこちらを向いた。

おじさんが何かを言っている気がする。

耳鳴りで何を言っているかはわからないが、何か注意されているのはわかった。

おそらく、「子供一人ではダメだ。」と言われているのだろう。

「親は来ないしあとで注意されたら耳が変で聞こえなかったと言えばいい。」と思い、無視して中に入った。

入り口の黒幕をくぐり、後ろでぱらっと閉じた。

同時にピタッと静かになった。

針一本落ちてもわかるくらいの静けさだ。

そして、右も左も上も下もわからないくらいの真っ暗。

足裏の感覚を頼りに進むが、様子がおかしいことに気づいた。

お化け屋敷と言えど、完全な真っ暗にするわけがない。

赤や青など心細い灯りがないと脅かし役が見えないんじゃ意味がないのだ。

それに外からも聞こえていたはずのお経やヒュードロドロというBGMも一切聞こえない。

変だと気づいた瞬間、背筋に寒気が走り一歩も動けなくなった。

引き返そうにも、どちらが前で後ろなのかもわからなくなってしまった。

恐怖に震えていると、2〜3m前に21・22歳くらいの綺麗な女の人がこちらを心配そうに見ているのが見えた。

一人心細い時に大人の人がいたと言う安心感。

その時女の人がこちらに来てスッと手を差し伸べてきた。

「一緒に行こう」と言われたような気がして、その手に自分の手を近づけていきながらふと思った。

「なんでこのお姉さんは見えるんだ?」

それもそのはず。ここは光源がない暗がりなのだ。

「このお姉さんおかしいぞ」と思った時には、お姉さんの手に自分の手がのっていた。

お姉さんの手は番台のおじさんの手を触った時と同じ、ビリッとする冷たさだった。

「いけない!」と思った時にはお姉さんに手を握られていた。

その握りしめた手は全く肉の感じがなく、冷たい骨のようだった。

途端にギリギリと握りしめる力が強くなる。

それと同時にお姉さんの顔がニヤァっと笑っていくのがわかった。

簡単にあらすじをご紹介しました!

まだまだ続きかありますので、ぜひ下のYouTubeのリンクから動画をご覧ください!

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城谷歩さんとは

株式会社センテナリア 城谷歩
名前城谷 歩(しろたに わたる)
誕生日1980年2月16日(44歳)※1月現在
血液型B型
出身地北海道小樽市
身長169cm
体重65kg
  • 1995年、15歳で舞台演劇活動を開始。
  • 1998年、清水友陽主宰の清水企画(現・劇団清水企画)に入団。
  • 2000年、自身が主宰する劇団深想逢嘘(うたたね)を旗揚げし、脚本・演出・出演。
  • 2004年、TEAM-NACSの佐藤重幸(現・戸次重幸)らとともに演劇ユニット「ロックメン」を結成し、7月に旗揚げ公演「アルプス」を行う。
  • 2010年、劇団深想逢嘘の「虚苑(コエン)」が、日本演出者協会が主催する若手演出家コンクール(第9回・2009年度)の全国ベスト4に入選。
  • 2011年、劇団深想逢嘘の無期限活動休止を発表。
  • 2012年1月29日、怪談ライブバー・スリラーナイト札幌すすきの本店にて怪談語り手としてデビューし、同年7月には怪談師として新たに活動を開始する。
  • 2014年5月、スリラーナイト六本木店がオープンするのに合わせて上京し、移籍。
  • 2018年1月、スリラーナイト六本木店を退店し独立、フリーランスプロの怪談師として活動を開始する。同月にはオーディオブックの通販サイト「でじじ」にて「実説城谷怪談」を配信・CD定期リリーススタートし、6月に自身のYouTubeチャンネル「城谷の世界城谷怪談」を開設、定期配信をスタートさせる。
  • 2020年、自身初の全国ツアー「全国行脚 邂逅」を全国12都市で公演。
  • 2021年2月、株式会社サン・オフィスとエージェント契約を結んだことを発表。
  • 2022年9月1日、株式会社センテナリアへ正規所属したことを発表。
  • 2023年、自身の誕生日である2月16日に新たなYouTubeチャンネル「聞いてすぐ城谷節怪談」を、さらに4月6日には「城谷歩のパタパタちゃんねる」を開設し、動画投稿をスタートさせる。

まとめ

今回は城谷歩さんの怪談、「お化け屋敷に入ったはずなのに・・・」についてお話しさせていただきました。

いつもながらに情景が浮かぶような細かい描写。

きっと引き込まれること間違い無しです!

今回のお話で出てくる番台のおじさんの声、とてもすごかったですね!

普段の声とは全然違くて、一体何種類の声色ができるんだろうと思いました!

城谷さんに興味が出た方、「イベントまではまだ」という方でも、ぜひYoutubeを覗いてみてくださいね!

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